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捨てる贅沢(Loreau, 2019 / 原訳, 2019)

捨てることはもしかしたら無駄なことかもしれません。でも、本当の無駄とは、「持っているのだから、使わなくては」という罪悪感なのです。この感情は想像以上に重い心理的圧力になります。

(中略)本当の無駄がこの罪悪感という心理的な重みであることをあなたが実感すればするほど、必要か不必要かを判断する能力が研ぎ澄まされていきます。そうなれば、「捨てる」決断もより容易に、より速やかに下せるようになるのです。

そうやって罪悪感なく要らなくなったモノを捨てられるようになった人にとっては、無駄という概念は存在しなくなります。

 

このような人たちの関心事はもはやモノではなく、身軽になるということ。別な言い方をすれば、モノではなく、自分の心地よさを優先するのです。(pp.89-90