パーソナリティから増加した刺激を取り除くために快感原則の支配下で生じる活動は、現実原則が支配する時期には、欲しないベータ要素の射出に取って代わられる。微笑や言語的言明は感情の交流としてではなく、排出的な筋肉運動として解釈されねばならない。(pp.25-6)
患者はたとえ生まれたばかりでも、自分が持ちたくない感情や母親に持ってほしいと思う感情を母親の中に発生させるよう十分に振る舞える、現実との接触を持っている。(p.43)
語ることは、潜在的には二つの異なる活動、すなわち一つは思考を伝達する様式として、もう一つはパーソナリティを志向から解放するために筋肉を用いることとして考慮されなければならない。(p.99)